痛みが無くなれば治った?
今の痛みがある状態がお辛いことは本当によく分かります。 僕自身も不調があるときにはどうにかしないと仕事が出来ない!と悩んだことは、もちろんあります。 そのようなときの為に痛み止めの薬であったり、注射の麻酔のようなものがあるわけです。
それでマシになったから、良かった。 と思い、しばらくするとまた痛い。 また薬を飲んで痛みを抑えて。 それの繰り返しになってませんか?
身体が変わるには1回での魔法は存在しない
お越しいただいた方の多くの方が、
「前に痛みあって、その時は薬飲んで治ったんだけど、また痛くて」「整骨院に行って矯正を受けて1回で治ったんだけど、今回は痛み続いてて」などといったことをよくお聞きします。 これは治っているのでしょうか?
たしかに、その場での変化や緩和したことは本当にあるかと思います。 当院でも、マシになった。軽くなった。前より歩けるようになったとお声を頂きますが、前提として、「あくまで変化の1つであって、改善したわけではありません」なぜなら、1度の刺激で身体が変わり安定することなど、人間の構造上ありえないからです。
人間は「恒常性」という働きがある。
人間には「恒常性」といわれる、保とうとする働きが備わっています。 怪我をすれば治そうとするし、菌が入れば熱を出し、身体の状態を正常に保とうとしてくれます。 これはとても良いことなのですが、身体にとっては少し困った面もあります。
「癖」は直しにくいイメージがあなたにもあるかと思います。 ではどうすれば癖ができるのでしょうか? 簡単に言えば、同じことを何回も繰り返す事です。ずっと猫背でいれば、筋肉もそのように働きやすく、関節も引っ張られてしまいます。そうやって積み重ねることで、その状況に「恒常性」が働きます。 そのように出来上がった身体が1回で変わることはありえないはずです。
1回で劇的改善!みたいな謳い文句には要注意。
当院では、絶対そのようなことは言いません。 今までお話ししたように、私は「ありえない」と思っているからです。 世の中には「劇的改善」みたいな謳い文句や、「これをやれば大丈夫」みたいな言葉が溢れかえっています。 その先生を否定はしませんが、私は説明がつかないようなことはしていません。
痛みを1回で軽減させるためには、「注射」もあれば「薬」もあるので、そのような選択肢もおススメしています。 しかし、身体を本当に変えていく為に必要なことはそのようなことではないので、
当院で出来ることは「体のどのような問題があり、改善するために必要なことをお伝えし、共に取り組み、10年先、死ぬまで元気に過ごす為の身体作り」をサポートすることです。
今後の為の身体作りができてこそ、治った!といえる。
痛みや痺れなどの悩みで困っていることはもちろん理解しております。 ただ、その為だけの対処をしていると今後の為に必要な身体が損なわれてしまうことに注意と理解が必要です。
現状の痛みをどうにかすることだけに注視してしまい、動かず、手術をし、筋力も落ち、関節の機能を落としてしまうと、これからの支障に繋がることはイメージできることではないでしょうか?
今後の人生を豊かに過ごす身体作りができ、不安も無くなり、心身共に備わった時、本当の意味で「治った!」と言えるのではないでしょうか?
そのようなことも求めている方のサポートを、当院では全力でしております。