腰痛の原因を知らないから良くならない
腰痛の原因を知っていますか?
腰痛の原因の20%は、骨やヘルニアなど、画像や検査で証明できるものになります。
整形外科ならレントゲンで骨を見ます。それからMRIで筋肉や靭帯、ヘルニアなどがあるか確認されることになったりします。 ただ、今の整形外科では画像だけを見て「検査」をしないことがほとんどなので、正式にヘルニアと診断することは行っていないのが現状ですが・・・。
そして、残りの80%は「原因不明」と言われています。 この原因不明とは画像などで証明できないものという意味合いになります。
なので、検査も行ったうえでの明確なヘルニアなどを除いて、多くが原因不明なのです。
原因不明なら良くならないってこと?
そういうわけではありません。 ただ、【腰痛=これです!】みたいなことはありえないということです! 原因がどこにあるのかはあらゆる観点から診ることで、ある程度把握できていきます。
これはきちんとデータや研究で発表されていることですが、痛みには
「機能的」「精神的」「社会的」な要因があることが証明されています。
ここの知識や理解もなく、「腰痛の原因は骨盤」だとか「この筋肉だ」「姿勢だ」「筋力が弱いから」みたいなことを言っている人が多すぎて、とても残念な気持ちになります。
だから良くならない人が多いんです。。
無意識に起こっている「精神的」と「社会的」な腰痛が多い
精神的は「気のせい」と言ってるわけではなく、ストレスや環境からくる腰痛のことです。これはちゃんと検査項目が発表されています。そのチェックも行わない病院や治療院がほとんどです。
そしてさらに難しいのが「社会的」です。これは、腰痛などの痛みがあることで実は自分の環境が良くなっている事を示します。「周囲に心配してもらえる」「仕事でも融通が利く」など、このような心理状態からも痛みを自覚することが証明されているのです。
これをあなた自身も理解しておくことは非常に大切な事です。
「機能的」なことは、動きの問題が多い
これは、筋肉の硬さや動き方、筋力の働きなどが影響していることです。
なにか一つが原因ではありません。 何でもかんでも、姿勢や骨盤、筋肉が硬い。と言われて、もしそれで良くなっていたらたまたま体に合ってただけです。もしくは精神的に受けることによって安心していることもあるでしょう。 ただ、この説明や聞かれたことがないのであれば、そして良くなっていないのであれば、別の所を探す事をお勧めします。
あなたの腰痛や痛みが本当に良くなるために最も大切な事
自分のことを理解する
まずは、あなたの身体は?精神状況は? そのようなことが関連することを含めて今の状態を理解することです!
そして、何が必要で、どのようなことをすればいいのかを素直に見直す事です。
「良くならない」と落ち込むことでも、不安になることでもなく、まずは一旦自分を見直し状態が分かれば、何をすればいいのか明確になります。
あなたは今まで腰痛に対して何を言われ、何が原因だと自分で思ってきましたか?